子どもの心のコーチング
子どもの心のコーチング 菅原裕子:著 PHP文庫
わたし自身が3人の子どもを育てている真っ最中で、
自身の行動や考え方を見直すきっかけをくれた1冊を紹介します
あらすじ
子どもをよい子に育てたい。そのあまり、声をかけ、世話をやきすぎて、依存心の強い、
自立できない子どもが増えているといいます。
しかし、子どもの将来を思うのなら、自分で考える力、周りとうまくやっていける本物の
「生きる力」を身につけさせるのが親の務めです。
本書では、コーチングの技術を応用して、子どもの内なる能力を引き出し、子どもが自分で
考え、答えを出せる子育て法を紹介します。
子どもの心のコーチング 菅原裕子
読んで勉強になったこと
どの章も為になる話ばかりでしたが、
わたしが特に印象に残っているのは冒頭で書かれていた「親の役割」についてです
ヘルプは「できない」人のために、その人にかわってやってあげること。
一方サポートは、人を「できる」存在ととらえて、そばで見守り、
よりよくなるために必要なときには手を貸すこと。
サポートこそが、親の仕事なのです。
子どもの心のコーチング 菅原裕子
この文章を読んで、自身の今までの行動はどうだっただろうと振り返りました
子どものためだと、過剰にヘルプしていたかもしれません
子どもが成長する機会を奪っていたかもしれないと考えさせられました。
次に、子どもに「責任」について教える方法です
「学校に遅刻しないよう、朝一定の時間に起きるのは誰の仕事ですか?」
と著者は問いかけます
学校に遅刻しないように起きるという子ども自身の仕事を
親が起こしてしまうことで、子どもは親に依存するようになり、
子どもの自立がさまたげられるとありました
私は毎朝子ども達を当たり前のように起こしていましたが
この本を読んで、これからは目覚まし時計を買って、
自分で起きて学校に行けるようにしよう!と思いました
最後に、「子どもの話の聴き方や伝え方」も大変参考になります
子どもの意見に対して、ついつい説教じみたことを言ってしまうことが
多々あります
しかし子どもは問題を解決してほしい訳ではなく、ただ話を聴いてほしいだけ
そばにいて子どもの話に耳を傾けるだけで、
親から受け入れられているという安心感があり、
自分を肯定されていると感じるのだそうです
子どもの話を傾聴する力をもっともっとつけていきたいと思いました
まとめ
親の心構えや、子どもへのしつけ、声掛けなど
子育ての参考になる内容が盛りだくさんの1冊です
自己肯定感の高い、自立した子へと成長するのを楽しみに
コーチングの技術を使った子育てを実践したいと思います
ぜひ、読んでみてください
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